知財法務・本音のアウトロー事件簿[第2回] ダブルスタンダードを恥じない勇気!攻守で見解は自在に変えていい 作家・企業知財法務実務家 友利 昴 氏 ―現役知財法務部員が、日々気になっているあれこれ。本音すぎる辛口連載です。 ※ 本稿は個人の見解であり、特定の組織における出来事を再現したものではなく、その意見も代表しません。 トラブルの匂いのする相談事がやってきた! たとえば、事業部門から、 「今度うちの広告で使うマスコットキャラクターのデザイン案ができたんですが、念のため、チェックしてもらえませんか?」 という相談のメールが届く。 「念のため」。この言葉を強調する相談事には、イヤ~な予感が伴う。添付ファイルを開いてみると、果たして、何だかミッキーマウスに微妙に似たキャラクターのイラストが「ハハッ!」と笑いかけてくるではないか。こんなとき、あなたはなんとアドバイスをするだろうか。 読者諸兄の