赤ちゃんは飲みながら腸の動きを待ったり、排泄をしています。 哺乳行動とは授乳、消化・吸収・排泄の統合的な行動である、とも言い換えられるのではないかと思います。 そのようにとらえれば、新生児期からよくみる「おっぱいになかなか吸いつかない」「吸っても浅い」「ずっと吸いつづけている」なども、決して新生児の吸い方に問題のある「哺乳障害」で何か矯正したり訓練したりする必要はないと言えるでしょう。 また「眠りが浅い」「ぐずぐずし続ける」「抱っこしていないと泣く」なども、腸蠕動が活発な時間であると考えれば、お母さんの不安も少なくなり赤ちゃんが落ち着くまであやして待ってみようと思えることでしょう。 ところが、そういう赤ちゃんの表現を「問題」ととらえたり「育てにくい赤ちゃん」として何か手を出さなければいけない、アドバイスをしなければいけないとさまざまなとんでもない考え方や方法が広がってしまいます。 お母さん