注:『The Game Design Reader』は、ゲーム研究の論文集です。ゲームデザインの教科書である『Rules of Play』の著者であるサレンとジマーマンによって集められた32本の論文が14のトピックに分類されています。ゲームを研究する上でおさえておきたい論文が集まっているんですが、残念なことに英語で、邦訳の見通しもたっていません。CEDEC2006では、この本の紹介を3人で分担して行いましたが、以下は私の発表分で、報告用のメモに手を加えて文章にしたものです。 [『The Game Design Reader』について][ゲームを語ろう] CEDEC2006レギュラーセッション IGDAアカデミック(1) ゲーム学研究の世界動向:「The Game Design Reader」の読み解きで見る先行研究 3)物語を経験させる方法 増田 泰子 1 はじめに この発表では
[ゲー ムを語ろう] ゲームデザインの教科書『Rules of Play』の著者サレンとジマーマンによって集められた論文集。ゲームを研究する上で重要な論文が幅広い分野から収録されているが、日本語訳される見込み はあまりない。なにしろ『Rules of Play』だってまだ進行中なのだし。 せいぜいホイジンガやカイヨワの遊びに関する著書と、一つ二つの論文が邦訳されているに過ぎない。 日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)のSIGとして、2006年5月から7月にかけてこの本の輪読会が行われていた。私も参加させていただいていたのだが、その成果を CEDEC2006で発表した時、思ったより多くの関心を持たれているような感触を得た。 とはいえ、そもそも90分の発表でこの本を紹介し尽くすのも、来場した方々の関心を満たすのも、無理な話だったのかも知れない。 なので、今のところできる範囲で
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