NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話大手3社は、携帯各社の契約にひも付いた利用者のメール(キャリアメール)について、携帯会社を乗り換えても続けて利用できるサービスを導入する方針を固めた。月内に有料で始める。これまでは携帯会社間でキャリアメールを持ち運べず、政府は利用者の乗り換えを妨げるとして、各社に改善を求めていた。 【図解】携帯各社の主な料金プラン 大手3社は近く個別にサービスの概要を発表し、一部の社は週内から対応する。料金は各社で設定が異なるものの、いずれも月あたり税込み300円程度となる見通しだ。 キャリアメールは、ドコモであればメールアドレスに「@docomo.ne.jp」という文字が入っており、大手3社は、音声やデータの通信サービス契約にひも付けて一緒に提供してきた。他社への乗り換えで契約がなくなれば、その時点でキャリアメールが使えなくなる。