現在、某国立大学理系M2。 修士修了してから書こうと思ってたけど、 なんだかまた研究というものがわからなくなりつつあるので。 B4としての1年間 大学3年の年度末の研究室配属、私は晴れて志望のX研究室(イニシャルなどではない。念のため)に配属されることができた。 教員との相性や研究スタイルも考えず(というかどこも分野以外変わらないだろうと思っていたので)、 研究分野の興味だけで選んだ。 配属されてからしばらくは、ゼミもなく進捗報告もなく、ただX研の研究テーマで使うであろう器具をいじっていた。 ところで、所属していた学科では 「英論文を一本読んで、発表(7月頃)する」という課題が課されていた。 その発表を3週間後に控えた頃、X研のB4にも論文が配られた。 この英論文を読む作業は「先行研究調査」だとか「survey」と呼ばれる「研究をする上で非常に重要な作業」で、 この課題はその練習のようなも
ゴキブリがヒトを救うのか ゴキブリの脳がヒトにとって致死性のある細菌を死滅させる天然の抗生物質を作り出すことを発見した、イギリスのノッティンガム大学のサイモン・リー氏の研究チーム。この研究の予備報告は、ノッティンガム大学で2010年9月6~9日に開催された英国総合微生物学会で発表された。 実験室でゴキブリを解剖し、組織と脳を分析し9種類の抗菌性の分子を調べたところメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)や大腸菌を殺傷した。 また同様に3種のバッタも細菌を殺す分子を持っていたという。 不潔だからこその抗生物質 ゴキブリなどの昆虫の生息環境は非衛生的で、様々な細菌から身を守るために生命活動を司る脳が抗生物質を分泌すると考えられている。 実際に虫の脳から医薬品が開発されることになるかはまだ先の話だが、この抗生物質をヒトの細胞に付加する実験では有害性は確認されなかったという。 従来の抗生物質に耐性
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