独ベルリンにある社会民主党(SPD)の本部で、連立協議の後に記者会見に臨む、アンゲラ・メルケル首相(中央)とSPDのマルティン・シュルツ党首(右)、キリスト教社会同盟のホルスト・ゼーホーファー党首(2018年1月12日撮影、肩書きはいずれも当時)。(c)AFP PHOTO / Tobias SCHWARZ〔AFPBB News〕 投票が政治システムに完全な混乱をもたらしているのだ。ドイツの場合は国民投票ではなく、中道左派のドイツ社会民主党(SPD)に所属する46万4000人の党員の間で行われる投票だ。 もしSPDが党員投票で、アンゲラ・メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)との大連立を否決すれば、ドイツ首脳としてのメルケル氏の政治生命が唐突な終わりを迎える可能性がある。 あるいは、総選挙の再実施で、場合によってはメルケル氏抜きでの新たな過半数が確保されるまで、短い間、続投することに