内之浦宇宙空間観測所から打ち上がる新型ロケットイプシロン=14日午後2時、鹿児島県肝付町(山田哲司撮影) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した新型固体燃料ロケット「イプシロン」初号機の打ち上げが14日、成功した。小惑星探査機「はやぶさ」を積んだ「M(ミュー)5」ロケットの2006年の打ち上げ以来途絶えていた固体燃料ロケットが7年ぶりに復活したことになる。宇宙開発を前進させる技術革新や小型衛星を比較的低コストで打ち上げる道を開いたことが意義とされる。ただ、意図せざる結果ではあるが、イプシロンが日本の平和に貢献していることも知っておいた方がいい。その証拠に、韓国や中国のメディアから、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に転用可能ではないかと警戒する声が挙がっている。ICBM転用に警戒 共同通信によると、中国の国営中央テレビは14日、「イプシロンの技術は弾道ミサイル製造に転用できるため、軍用目的