「BRT」(バス高速輸送システム)と呼ばれる新潟市の新しいバス路線が5日の運行初日、遅延などのトラブルや事故などで混乱したことについて、篠田昭市長は6日、「大変ご心配、ご迷惑をおかけしたことについて、申し訳なく思っています」と謝罪した。急きょ、市役所で取材に応じる場を設けて語った。 遅延の主な原因は、主にJR新潟駅前―青山間(約7キロ)を結ぶ「BRT路線」を走る連節バス「ツインくる」に乗ろうとする市民らが殺到したこと。BRT路線はアイドルグループNGT48のラッピングバスも含め1両編成のバスも走るが、それには乗らずに連節バスを待つ例が目立った。篠田市長は「体験乗車などを事前に相当やってなお、これほど料金をお払いになってツインくるに乗ってくださる方が多いとは、ちょっと予想していなかった」と見通しの甘さを認めた。週明けの7日から通勤通学のラッシュが予測されることから、「ツインくるはこれからも毎
コンビニ大手のローソンが、中堅コンビニのスリーエフ(横浜市)と資本業務提携に向け、交渉を始めたことがわかった。スリーエフの株式の約5%を取得し、共同での仕入れや商品開発を進める方向だ。年内の合意をめざす。 スリーエフは首都圏に7月末時点で560店舗ある。2015年2月期の売上高は209億円、営業損失は3億5千万円。 中堅コンビニは、価格競争力や商品開発力で上位のコンビニと差があり、苦戦しているところが少なくない。このため、大手と組む動きがあり、14年には中国地方を地盤とするポプラ(広島市)がローソンと資本業務提携した。 コンビニ業界では、3位のファミリーマートが、4位のサークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングスと統合交渉中で、実現すれば、2位のローソンを店舗数や売上高で上回る規模になる。首位のセブン―イレブンも大量出店を続けており、上位3社によるシェア争いが過熱している
三洋電機を代表する商品だった充電式電池「エネループ」がこの秋、10周年を迎える。パナソニック傘下に入り、三洋の多くの事業は吸収・売却され、姿を消した商品も少なくない。エネループも一時、廃止が検討されたが、危機を乗り越え、世界80カ国で販売されるまでに広がっている。 ニッケル水素電池であるエネループの発売は2005年11月。三洋が05年3月期に巨額の赤字を出し、経営危機のまっただなかで、経営陣が危機脱出のビジョンとして「環境」を前面に打ち出す中で生まれた。 技術やデザイン、販売など事業部門の垣根を越えて進めた一大プロジェクト。コンセプトは「エネルギーの循環(ループ)」だ。従来の充電池はいっぱいにしても、時間とともに放電してしまい、いざという時に使えない難点があった。エネループは、1千回繰り返し使うことができ、充電後、1年放っておいても85%以上の容量を維持できるのが特徴だった。 エネループは
完成から80年以上たつ大丸心斎橋店の本館(大阪市中央区)が年内に営業をやめ、建て替えられることになった。老朽化に加え、ほかの百貨店の売り場拡大や改装に対抗する必要が出てきたためだ。建物は心斎橋を代表する名建築であり、外観を生かすことを検討している。新装オープンは2019年になる見通しだ。 心斎橋店は、売り上げでは大丸14店舗のうち、神戸店(神戸市)と並ぶ主力。本館と並んで、北館と南館があり、本館は年内で閉め、来年初めにも建て替え工事に入る。北館と南館は営業を続ける。 本館は、米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの代表作のひとつで、1933年に完成した「大正モダン建築」。45年の大阪大空襲で5階以上を焼失したが、戦後、修復や増築をした。 老朽化で対応を迫られていたが、地元や建築の専門家から外観などの保存を求める声があがっていた。大丸松坂屋百貨店を運営するJフロントリテイリングは、外
25日の「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」で講演予定だった小林よしのり氏が、朝日新聞の取材に語った内容は以下の通り。 勉強会の中止については「国会が空転しているから」という説明があっただけだ。その理由ならば、なぜ安倍首相シンパの会合は(同じ日に)できて、リベラル派の会合は開けないのか。「ああ、負けたんだな」と思う。小選挙区制によって、執行部の抵抗勢力になるのが怖くなったのでしょう。自民は全体主義になっている。 安全保障法制をみても、安保環境の変化というのは、中国が怖いから対米追随を強めるんだ、と。つまり、安倍政権は、中国へのおびえから、立憲主義が崩壊するほど切迫した事態があるのだと言っているわけで、そんなのは強迫神経症だ。 憲法を変えずにやって、さらに憲法を改正しようとしたら、国民は「まだ足らんのか」となり、国民投票で負けてしまう。改憲派のわしには、それじゃあ困る。安倍政
東北新幹線で4月、停電により全線が不通になったトラブルで、JR東日本は21日、上下線をつなぐ架線が本来より低い位置にあり、パンタグラフに接触して切断したのが原因と発表した。近くに金具が取り付けられ、通常よりたるんでいた可能性があるという。 停電は4月29日午前11時半ごろに発生し、約4時間半、全線運休となった。JR郡山駅(福島県郡山市)付近の上り線側で、上り線と下り線をつなぐ「渡り線」の架線が切れていた。 同社によると、渡り線の架線は通常、上り線を走る列車のパンタグラフが接触しないよう、上り線の架線より5~8センチ高く張る。だが交差部付近では高低差が4センチ以下になったため、走行中の列車のパンタグラフが繰り返して接触し、切断に至ったという。 架線は新品で直径15・5ミリ… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になる
文化審議会は15日、松江城天守(松江市)を新たに国宝に指定するよう文部科学相に答申した。フランス直輸入のアール・デコの意匠でまとめられた旧朝香宮(あさかのみや)邸(東京都港区、現・東京都庭園美術館本館)など9件の建造物を重要文化財に新規指定することも答申した。 1611年に完成した松江城の天守は、外観が四重、内部5階、地下1階の荘重雄大な形式。通し柱による建築方法など独自の特徴があり、防御性を重視した中世の山城を捨て、城下町の中核として平山城を築いたことに、深い文化史的意義があると評価された。国宝に指定された天守は姫路城など全国に四つあり、今回の答申で5件目で、63年ぶりの指定となる。 また文化審議会は、山梨県甲州市の塩山下小田原上条伝統的建造物群保存地区を重要伝統的建造物群保存地区に選定することも答申した。 他の重文の新規・追加指定は次の通り。 旧新町紡績所(群馬県高崎市)▽浅草寺伝法院
高田駅(新潟県上越市)の改札口が、自動改札機から木製の柵に変わった。列車の時間が近づくと、駅員が柵の中に立って切符に日付印を押す。レトロな雰囲気を感じさせる改札口に、利用者からは「趣がある」などと評判は上々だ。 高田駅は、1886(明治19)年に県内初の鉄道となる直江津―関山間が開業して誕生。北陸新幹線開業に伴い、JRから並行在来線の経営を引き継いだ第三セクター「えちごトキめき鉄道」の管理になった。路線名も、信越線から妙高はねうまラインに変わった。 自動改札機を撤去したのは理由がある。 国や県、沿線市などから支援を… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお
アニメや特撮で人気の美少女やロボット、怪獣などを従来のアートと同列に並べた展覧会が、全国の公立美術館で相次いでいる。それも、オタクの聖地・秋葉原がある東京を避けるようにして。いったい、なぜ。 美少女展 巡回 島根県立石見美術館で16日まで開催中の「美少女の美術史」は、浮世絵から美人画、漫画やアニメ、フィギュアまで、美術表現としての「少女」に迫る。青森県立美術館、静岡県立美術館を巡回してきた。アニメキャラ風の大型絵画やフィギュアなどのアイテムは、会場ではやはり目を引く。 福岡市美術館で11日まで開催… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
都会から地方に移るとしたら、どこに住みたいか――。2014年版の「ふるさと暮らし希望ランキング」が9日発表され、1位には山梨が輝いた。以下、長野、岡山、福島が続いた。 都市から地方への移住に役立つ情報を仲介するNPO法人「ふるさと回帰支援センター」(東京・有楽町)が、14年の相談者のうち、2885人から得た回答(複数回答あり)を集計した。 山梨の1位は09年の調査開始以来初。就職相談を充実させている。新潟は昨年センターに展示ブースを設け、前年12位から5位に順位を上げた。支援の手厚さのほか、PRのうまさも人気に影響するという。 同センターへの来訪者は1万3人と前年の約1・4倍に増え、初めて1万人を超えた。11年以降、40代以下が過半数を占める。担当者は「若い世代では、フェイスブックやツイッターなどでの情報交換も、希望者が増えることにつながっているようだ」と話す。
JR東日本は4日、交通系ICカード「東京駅開業100周年記念Suica(スイカ)」(1枚2千円)の購入申し込みが、同日午前9時半までに約316万枚に達したと発表した。申込件数は約143万件。通常のSuicaの年間発行数は、約300万~400万枚という。 増刷能力の関係から、今年度内に発送できるとしていた10万枚を大幅に超えたため、大部分は4月以降へずれこむ。購入希望は2月9日まで、1人3枚を上限に、同社ホームページ上と郵便で受け付けている。 この日の定例会見で冨田哲郎社長は「できるだけの手段を講じて増刷し、発送していきたい」と強調。新年度の4月に購入者が多い、定期券付きの通常のSuica発行についての影響はないとの見通しを明らかにした。問い合わせは発売事務局(0120・771・568)へ。(中野寛)
大阪府の松井一郎知事(維新の党顧問)は19日、首相官邸に菅義偉官房長官を訪ね、リニア中央新幹線の名古屋―大阪間の早期開業に向けて資金面での支援を要望した。大阪府・市と関西の経済団体は21日、JR東海の建設費への支援策をまとめる方針。菅氏との面会後、松井氏が記者団に明らかにした。 松井氏によると、菅氏はリニアについて「日本の成長を牽引(けんいん)するためのインフラ事業だ。いい案を出そう」と支援に前向きな考えを示した。また、松井氏は大阪都構想の是非を問う住民投票を5月に実施する日程が固まったことを報告。菅氏は「日本のための二極をつくるということは意義のあることだ。しっかり(住民に)説明してください」と応じたという。 菅氏はこの日の記者会見で、都構想について「東京圏、関西圏、それぞれが発展することが大事。決定は市民に委ねるべきだ」と語った。
イスラエルを訪問中の安倍晋三首相は18日から19日にかけて、2回にわたってネタニヤフ首相と会談。イスラエルとパレスチナの和平交渉再開を促したほか、イスラム過激派の台頭とテロ対策については連携を強化する方針で一致した。 頓挫したままの和平交渉について、安倍首相は「(パレスチナ側との)暴力と不信の連鎖を懸念している。イスラエルも対立がエスカレートするような言動は控えてほしい」と指摘。一方、20日から訪問するパレスチナ側にも、和平に資さない動きを控えるよう求める考えを示した。 また、イスラム過激派とみられるグループによる連続テロ事件や計画が欧州で相次いでいることについて、安倍首相は「このような卑劣なテロはいかなる理由でも許されず、断固として非難したい」と述べた。この他、両首脳は投資協定を年内を目標に締結することでも合意した。(エルサレム=久木良太)
生涯に12万体の木彫りの神仏像を彫ったとされる江戸前期の遊行僧、円空が晩年を過ごした岐阜県関市が、円空にちなんだ現代アート展を来年1月23~25日、名古屋駅前のミッドランドスクエアで開く。スナック菓子「うまい棒」に円空仏風の仏像を彫った約120体の「うまい仏(ぶつ)」が公開される。 この催しは「うまい仏~円空が眠るまち・岐阜県関市 現代アート展」。関市が観光客誘致と知名度アップを目指して企画した。 円空は全国を歩き、晩年、関市の弥勒寺の住職として過ごした。元禄8(1695)年に長良川河畔で自ら土に埋もれて入定した。市内には約290体の円空仏が残っており、その一部が市内2施設で展示されている。尾関健治・関市長は「いろんな世代に興味を持ってもらい、岐阜県の円空仏を見に来てもらえれば」と話す。
JR西日本は26日、山陰と京都を結ぶ特急「スーパーはくと」が、緊急列車停止(EB)装置が作動しない状態で走行していた、と発表した。電気供給が何らかの理由で切れており、JR西が原因を調べている。 EB装置は、運転士の体調急変などによる列車暴走を防ぐため、60秒運転操作をしないとブザーが鳴り、さらに5秒放置すると非常ブレーキがかかる。 JR西によると、25日午後0時20分ごろ、倉吉発京都行き上り「スーパーはくと6号」(5両編成、乗客約60人)が兵庫県たつの市内のJR山陽線を走行中、一部区間を担当する智頭急行(鳥取県)から「EBが作動していないかもしれない」とJR西に連絡が入った。途中駅まで運転した運転士が異常に気づいた。 この車両は24日からEB装置の電源が入っておらず、特急計2本が無作動のまま運行されたという。
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