コンピューターソフトがチェスの世界チャンピオンを破ったのは1997年。将棋や囲碁の世界でも、近年はソフトの優勢が明らかで、2017年5月に行われた将棋の「電王戦」ではソフトが現役名人に連勝、囲碁でもGoogleの開発した「Alpha Go(アルファ碁)」がトッププロに相次いで勝利し話題となっている。こうした中、人工知能(AI)研究の次なるフロンティアとして注目されているのが、会話型パーティーゲームの「人狼(じんろう)」だ。「人狼知能プロジェクト」を率いる東京大学大学院の鳥海不二夫准教授にその意義を聞いた。 会話型パーティーゲーム「人狼」とは? ここ数年、コンピューター将棋やコンピューター囲碁といった人工知能が、人間のトッププロを超えつつあることが明らかになりました。これら一連の人工知能の勝利の背景には、コンピューターそのものの劇的な性能向上に加え、インターネットの普及とそれに伴うビッグデー

