朝の日本列島に緊張が走った。28日午前7時43分ごろ、富士五湖直下を震源とするM(マグニチュード)5・4の地震が発生し、最大震度5弱を観測した。昨年3月11日の東日本大震災以降、噴火の可能性も指摘されている富士山の近くだったこともあり、専門家は警戒感を強めている。 気象庁によると、震源地は山梨県東部・富士五湖で、震源の深さは18キロ。山梨県富士河口湖町や同忍野村で震度5弱となり、甲府市や神奈川県厚木市で震度4、東京都千代田区や横浜市でも震度3を観測した。 震度5弱の強い揺れに見舞われた富士河口湖町町のコンビニエンスストアの従業員(53)は、地震発生後時の状況について、「一気に下からガンッと強い揺れがきて、その直後に大きな横揺れを1分間ほど感じた。その後も小さな揺れが断続的に続いた」と話した。 28日午前9時現在までに、警察、消防など関係各機関に人的被害は報告されていないが、JR東海の