ミシュランガイド東京初上陸の2008年版と比較すると、最新2010年版は掲載店が47店増えています。巷では「和食がやけに増えたよねー」という声をよく聞きますが、上記の数字をもとに「和食」がミシュランガイド全体に占める割合を計算してみると、意外や意外、初年度と2年目が奇しくも共に34.6%だったところが、最新2010年版では31.9%と、世間の印象とは逆に2.7ポイント減らしていることが判明したのです。何ごとも印象で語ってはいけませんね。また、「ミシュランはフレンチの伝道師か」と言われるほど「フレンチ」を好んでいるという印象もありましたが、これもやはり、初年度29.3%、2年目23.6%、今年20.8%と、年々パーセントが減っています。また、イタリアンやスペイン料理は3年間、掲載店数がほとんど変わっていないので、それはつまり全体のなかでの比率が落ちていることを表しています。日本勢では「鉄板焼