謡蹟めぐり くさなぎ 日本武尊謡蹟1 ストーリー 比叡山の恵心僧都は天下泰平祈願のため、熱田神社に七日間参籠し、最勝王経を講じています。するとそこに、毎日のように花売りにやって来る男女があります。ある日僧都は二人に言葉をかけ、自分が最勝王経を講じていることなどを話すと、二人の花売りは大そう喜びます。そして、それこそ我等が望む御経だと言ってその有難さを説き、自分たち夫婦が実は草薙の神剣を守る神と蓬が島の仙女であることを明かし、七日間の御経結願の夜に、燈の影に来るように言ったと思うと、たちまち黒雲が現れ雨が降り出し、夫婦は薄闇の中に消え失せます。 さて御経結願の夜、僧都が待っていると月光の中に日本武尊と橘姫の霊が現れ、草薙の神剣で東夷を平らげた時のことを物語り、その威徳を示し、天下の泰平は最勝王経の力であると、その徳をたたえます。(「宝生の能」平成11年2月号より) 日本武尊概説
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