●セフィロトの樹 「セフィロトの樹」とは、「生命の樹」とも言われ、ユダヤ教の密教とも言うべき神秘主義思想のカバラで使用される図象の一つであり、カバラの奥義であると言われています。 「セフィロトの樹」は、宇宙を支配する法則を徴表したものであると言われ、また、人が神の元へと至るためにとるべき手段・過程を表したものであるとされることもされます。 なお、カバラとは「受け取り・伝承」という意味で、その根底には、神秘的な知識や知恵は個人が独自に見つけ出すものではなく、一なる神から与えられるものであるという思想があります。 「セフィロトの樹」は通常、右の図のような形で描かれます。 丸形のものは「セフィラ」と呼ばれ、そのセフィラをつなぐラインは「パス」と言い、「セフィロトの樹」は10個のセフィラと22のパスで構成されます。 なお、セフィラには「容器、光、神の特性」といった意味があり、その複数形がセフィロト