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ブックマーク / www.aozora.gr.jp (3)

  • グリム 中島孤島訳 ラプンツェル

    むかしむかし夫婦者(ふうふもの)があって、永(なが)い間(あいだ)、小児(こども)が欲(ほ)しい、欲(ほ)しい、といい暮(くら)しておりましたが、やっとおかみさんの望(のぞ)みがかなって、神様(かみさま)が願(ねが)いをきいてくださいました。この夫婦(ふうふ)の家(うち)の後方(うしろ)には、小(ちい)さな窓(まど)があって、その直(す)ぐ向(むこ)うに、美(うつく)しい花(はな)や野菜(やさい)を一面(めん)に作(つく)った、きれいな庭(にわ)がみえるが、庭(にわ)の周囲(まわり)には高(たか)い塀(へい)が建廻(たてまわ)されているばかりでなく、その持主(もちぬし)は、恐(おそ)ろしい力(ちから)があって、世間(せけん)から怖(こわ)がられている一人(ひとり)の魔女(まじょ)でしたから、誰一人(たれひとり)、中(なか)へはいろうという者(もの)はありませんでした。 或(あ)る日(ひ)の

    MANGAMEGAMONDO
    MANGAMEGAMONDO 2012/03/19
    各国比較>http://goo.gl/nESuK,性的部分の書き換え>http://www.shosbar.com/grimm/grimm41.html→『グリム童話/メルヘンの深層』(鈴木晶/1991/講談社現代新書)>http://goo.gl/GL2Hd。桐生操『本当は恐ろしいグリム童話』では誘惑と復讐の道具
  • 北原白秋 邪宗門

    父上に献ぐ 父上、父上ははじめ望み給はざりしかども、児は遂にその生れたるところにあこがれて、わかき日をかくは歌ひつづけ候ひぬ。もはやもはや咎め給はざるべし。 [#改ページ] 邪宗門扉銘 ここ過ぎて曲節(メロデア)の悩みのむれに、 ここ過ぎて官能の愉楽のそのに、 ここ過ぎて神経のにがき魔睡に。 [#改ページ] 詩の生命は暗示にして単なる事象の説明には非ず。かの筆にも言語にも言ひ尽し難き情趣の限なき振動のうちに幽かなる心霊の欷歔をたづね、縹渺たる音楽の愉楽に憧がれて自己観想の悲哀に誇る、これわが象徴の旨に非ずや。されば我らは神秘を尚び、夢幻を歓び、そが腐爛したる頽唐の紅を慕ふ。哀れ、我ら近代邪宗門の徒が夢寝にも忘れ難きは青白き月光のもとに欷歔く大理石の嗟嘆也。暗紅にうち濁りたる埃及の濃霧に苦しめるスフィンクスの瞳也。あるはまた落日のなかに笑へるロマンチツシユの音楽と幼児磔殺の前後に起る心状の

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    MANGAMEGAMONDO 2010/11/15
    旅程>http://bit.ly/abkzAg,『五足の靴』熊本県内>http://bit.ly/9hQp3b(熊本文学散歩>http://bit.ly/bdRDJX),白秋の旅>http://bit.ly/aM1oW0,天草文学碑>http://bit.ly/beIMkr,西日本新聞記事>http://bit.ly/bBhV8r
  • 折口信夫 万葉集に現れた古代信仰 ――たまの問題――

    MANGAMEGAMONDO
    MANGAMEGAMONDO 2008/12/04
    <<玉が触れ合ふ音に対する、古人の微妙な感覚>>が<<ふり→http://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/46962_28191.html>>なのか。このページは呼称も参考に。折原index(ウラまで読め)→http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person933.html
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