10万円が入った封筒。「てんさい ほうろうがか やました きよし」と書かれていた=福岡県警飯塚署、宮田富士男撮影 12日午前7時10分ごろ、福岡県飯塚市柏の森の飯塚署の門前に茶封筒が置いてあるのを、通りかかった同市の50歳代の会社員男性が見つけ、同署へ届けた。中には現金10万円と児童養護施設に文房具を買ってあげてほしいという趣旨の手紙が入っていた。 同署によると、封筒は縦28センチ、横22センチ。表に「いいづかけいさつしょのみなさんへ」、裏には「てんさい ほうろうがか」「やました きよし」とあった。B5判の便箋(びんせん)4枚には「県内の児童施設などに色鉛筆やノートなど必要なものを買ってあげてください」「タイガーマスク運動の輪が広がるといい」などと書かれていた。差出人が特定できることは書かれていないという。 同署は拾得物として所有者を捜して返還する方針。届けた男性は権利を放棄したため