いかがだろうか。アラフォー世代なら「うっわ、学生時代にゲーセンで聴いたあの音が鳴ってるよ!」と、テンションが上がったのではないだろうか。それもそのはずで、このKamataはナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント、以下同)がアーケード基板に搭載していたカスタム音源・C30を現代に蘇らせた音源だからだ。 C30チップとは、ナムコが1980年代のアーケードタイトルに搭載していたカスタムサウンドチップの名称で、諸元は4ビット32サンプルの波形メモリ音源。同時発声数は8、または16……と、詳しい説明はさておき、要は『マッピー』、『ドルアーガの塔』、『ドラゴンバスター』『リブルラブル』、『パックランド』などなどなど、ナムコの歴史に名を刻む名作の楽曲を奏でていたチップというわけだ。 筆者もさっそくKamataを触ってみたが、これがじつに素晴らしい。作曲はできない筆者だが、あらかじめ用意されたプリ