国際防衛産業フォーラムで演説するウクライナのゼレンスキー大統領=29日、キーウ(大統領府ホームページより、共同) ウクライナのゼレンスキー大統領は首都キーウ(キエフ)で開かれた「第1回国際防衛産業フォーラム」で演説し、同国が「世界初の海上ドローン(無人艇)艦隊」を創設すると表明したほか、北大西洋条約機構(NATO)規格と同じ155ミリ口径の大砲や砲弾の生産を開始したと明らかにした。同国大統領府が30日発表した。 海軍力で露軍に劣るウクライナはロシアの侵略開始後、海上ドローンの開発・製造に着手。今年8月以降だけでも露大型揚陸艦や哨戒艦、燃料タンカーなど複数の艦艇に損傷を与えたとされる。軍港や橋など露軍事インフラへの攻撃にも海上ドローンを使用している。 ボート型の機体に爆薬を搭載した海上ドローンは軍艦より安価な上、小型・高速で発見されるリスクが低い。ウクライナの海上ドローンの製造費は1艇25万