ロシアがウクライナ侵攻を開始したのは2022年の2月24日、約1年前だ。それ以来、世界は大きく変わった。それは、日本もインドも同じである。 1年前、インドが直面したのは、古い友好国であるロシアと、新しい友好国である西側諸国との間で板挟みになったことだ。インドが選択したのは、独自路線をいく、というものだった。 特にインドが困ったのが、今後、インドの武器調達をどうしたらいいか、という問題だった。ロシアのウクライナ侵攻は、現代でも、国家と国家は戦争をする可能性があり、戦争では、大量の武器を必要とすることだった。 そこで本稿は、インドが、武器の調達を通して、どのようにして独自路線へと進もうとしているか、概観する。その上で、インドを日本側に近づけていくには、何をしたらいいのか、提案するものである。 ロシアへの義理と不信のジレンマ 22年3月、国連安全保障理事会(安保理)で、ロシアによるウクライナ侵略