山形県内の日本海側南部(羽越本線の小岩川~あつみ温泉付近)を走る羽越新幹線のイメージ。【撮影:草町義和、加工:鉄道プレスネット編集部】 羽越新幹線・奥羽新幹線の各建設促進同盟会は6月21日、青森・秋田・山形・福島・新潟・富山の6県で構成されるプロジェクトチーム(PT)がまとめた羽越新幹線・奥羽新幹線の事業費や費用便益比(B/C)などの調査結果を発表した。6県が両新幹線の本格的な調査を行ったのは、これが初めて。単線で整備してコスト削減を図るなどの工夫を行えば整備効果があるとした。 この調査では「羽越新幹線のみを整備する場合」「奥羽新幹線のみを整備する場合」「羽越新幹線・奥羽新幹線を同時に整備する場合」の3ケースについて検討。整備方式は複線・高架構造と単線・盛り土構造の2ケースを想定した。 着工は2030年、開業は2045年を想定。運行計画は1日につき片道32本(毎時2本程度)とし、速度は東北