帰宅して自宅のPCから動画サイトにアクセスすると、まともに視聴できない。通信速度の測定サービスで調べたら、わずか数Mビット/秒。まるでADSL時代に逆戻りしたかのような有様だが、「IPoE方式のIPv6」を特徴に掲げるサービスを利用していないなら、改善の余地がある。 混雑しているのは、ADSL時代からのPPPoEを使ってNTT東西の基幹ネットワーク「NGN」とインターネット接続事業者(プロバイダー)を接続するネットワーク機器だ。IPoE方式は、IPv6とIPv4の両方を扱える別ネットワークを利用する。 PPPoEによるIPv4ネットワークに比べると、IPoEによるIPv6/IPv4ネットワークの方が空いているのが現状。「IPv6の仕様そのものが速いわけではない。ただIPv4より高速なケースが多いのは事実」。ビッグローブ ISPサービス本部の井手均部長は、「IPoE方式のIPv6による高速化
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