富山、福井両県の焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」店舗で食事をした男児2人が腸管出血性大腸菌「O(オー)111」に感染して死亡した食中毒で、横浜市は3日、同市内にある同じ系列店舗で食事をした同市の女性(19)が、食中毒で意識不明の重症となり、この店を含む神奈川県内2店舗で5人が軽症となったと発表した。 発表によると、女性は4月19日、同市旭区の「横浜上白根店」でユッケなどを食べ、同23日、腎臓障害などを引き起こす溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症。同25日から同市内の病院に入院している。同店では10歳未満の男児と成人女性が、藤沢市の「藤沢湘南台店」では女性2人と10歳代男性が、それぞれ腹痛などを訴えた。