問題解決スキルを身につけることは、問題を解決することと同じか、それ以上に難しい。 大抵の問題は、既存の知識だけでは解けない。解けるとしたら、そもそも問題に値しない。 問題解決においては、「答え」はこれから見つけるもの、いや創り上げるものであって、あらかじめ誰かの頭やポケットの中にあるのではない。 問題解決のプロセスを説明したものはいくつもあるが、指針のようなものにはなっても、決まった手順やアプローチとして受け取るとあまり良いようにならない。 予定通りに事が進むなら、すでに問題は解決しているのだ。 実際は、問題解決は発見や新しい知識の創造を含んでいる。そのため決まった手順を適用するだけでは不可能であり、ほとんど必然的に飛躍や逸脱、もちろん試行錯誤、それに僥倖すらも不可欠の構成要素となる。 問題解決が真っ直ぐ進むものでないのなら、何を導きとすれば良いのだろうか? 自分がやった問題解決自体が、あ