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ブックマーク / blog.livedoor.jp/sohsai (12)

  • 「住宅都市整理公団」別棟 : 東京の中心は空虚ではない

    2013年08月19日15:49 カテゴリ地図・GPS 東京の中心は空虚ではないTweet 「路線図アーティスト」、エセックス大学のMax Roberts博士による東京の地下鉄路線図デザインが話題になっていた。これ↓ 出典のぼくが読んだ元記事はこちら 博士は認知心理学の観点から路線図のデザインを手がけておられるとのこと。でもこれ、見やすいんだろうか。いや、見やすいと思う方もいらっしゃるだろうし、地図って既存の形式への慣れが大きくものを言うし、この手の話題って議論を呼びやすいのであまりうかつなことは言えないんですけれども。とにかく、ぼくは見づらいなあと思った。で、なんで見やすくないのかを考えたら、おもしろいことがわかったのでそれについて書こう。 博士による他の都市の地下鉄路線図を見てみよう。地下鉄路線図デザインの老舗・ロンドン↓ パリ↓ ニューヨーク↓ いずれも同心円と放射状の組み合わせで駅

    MINi
    MINi 2013/08/19
  • 「住宅都市整理公団」別棟 : ぼくらはなんと不思議ですてきな街で暮らしていることか。"INNER PASSAGE"

    2012年08月16日21:04 カテゴリ読んだ写真 ぼくらはなんと不思議ですてきな街で暮らしていることか。"INNER PASSAGE"Tweet 東京をよく知るための写真集を一冊選べといわれたら、まようことなく"INNER PASSAGE"をお勧めする。知る人ぞ知る名作だ。 もともと日橋川の高架下の風景にぐっときてしまっていたぼくが、東京静脈の野田さんとお近づきになって、一時クルーズばかりしていた。 →「川から愛でる高速道路の裏側」 →「東京、サイテーの橋」 →「くぐれ!たいやきくん」 →「高さ12mの巨大アーチを船でくぐる」 →「こうもんざんまい」 そういえば最近ご無沙汰してしまった。また川に出なければ。 ↑「東京静脈」ダイジェスト いずれも「裏側」とか「くぐる」とか「サイテー」というキーワードがタイトルになっているように、都市河川の楽しみは都市の一番底から見る風景にある。で、こ

  • 「住宅都市整理公団」別棟 : 見れば見るほど「写真ってなんなんだろう?」と思わされる。オリバー・ボバーグの写真がすごい。

    2012年08月14日15:05 カテゴリ写真読んだ 見れば見るほど「写真ってなんなんだろう?」と思わされる。オリバー・ボバーグの写真がすごい。Tweet 先日東京都現代美術館で行われていたトーマス・デマンド展で興奮した方にぜひお勧めしたい写真がある。オリバー・ボバーグ(Oliver Boberg)の作品だ。これほんとすごいよ。 トーマス・デマンドの写真は、ぱっと見「なんてことない普通の風景」を撮っているように見える。いかにもコンテンポラリー写真作品っぽい。でも、よく見ていくとなんか変だなあと感じる。 で、これが実はぜんぶ紙で作った模型だと知らされて「ああー、だからちょっと違和感があったんだー」って納得して「すげー!」って感心する一方同時に、こんどは「なんでまたわざわざこんな『普通』の風景を作ってまで撮るんだろう?」って不思議に思い出す。 そこでこんどは、これらの模型が、なにかしらの事件

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    MINi 2012/08/15
  • 「住宅都市整理公団」別棟 : 「うまくならない写真ワークショップ」解説

    2011年06月24日02:28 カテゴリワークショップ 「うまくならない写真ワークショップ」解説Tweet (以下はカルチャーカルチャーで行われる「うまくならない写真ワークショップ」参加者のための解説です。興味わいた方はぜひご参加ください) 『自分自身について、あるいは自分が欲すること、必要とすること、失望していることについて考えるのは、なるべくしないこと。自分についてはまったく、または、少なくとももてる時間のうち半分は、考えないこと。 動き回ってください。旅をすること。しばらくのあいだ、よその国に住むこと。けっして旅することをやめないこと。もしはるか遠くまで行くことができないなら、その場合は、自分自身を脱却できる場所により深く入り込んでいくこと。時間は消えていくものだとしても、場所はいつでもそこにあります。場所が時間の埋めあわせをしてくれます』 スーザン・ソンタグ 「若い読者へのアドバ

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    MINi 2011/06/30
  • 「住宅都市整理公団」別棟 : なんでこんなに稚拙なごまかしを? 『地図で読む 戦争の時代』がちょうお勧め!

    2011年04月21日21:57 カテゴリ地図・GPS なんでこんなに稚拙なごまかしを? 『地図で読む 戦争の時代』がちょうお勧め!Tweet ぼくが買ったiPhoneアプリのなかで、最も頻繁に使っているのは時層地図だ。23区を中心に、文明開化期、明治のおわり、関東地震直前、昭和戦前期、高度成長前夜の地図に加え、5mメッシュの地形図を「気になる」その場で見ることができるこのアプリ。もう、ほんとにiPhoneってこのために作られたんじゃないか、ってぐらいすてきなアプリだ。2500円とアプリとしては少々高価に思えるが、これらの地図データを手に入れることができると考えれば、こんなに安い買い物はない。 で、過日友人がこの地図を見て、「淀橋浄水場のところがおもしろい!」と言っていた。どれどれ。 ↑元淀橋浄水場、つまり新宿西口の先、いまの都庁がある周辺一帯。 ↑明治の終わりはこんな。 ↑関東大震災直前

  • 「住宅都市整理公団」別棟 : 説明できない「好き」もどうでもいい

    2011年02月18日01:44 カテゴリ思ったこと 説明できない「好き」もどうでもいいTweet 「理由」は「答え」ではないんだよね。 「「好き」は理性ではなくエモーショナルな部分に依存する。だからたいていの場合、当に「好きなこと」「好きなモノ」「好きな人」に関して、わたしたちは他人に説明できない。なぜ好きなの?どう好きなの?と聞かれても、うまく答えられないのだ。「好き」が脳の深部から涌いてくるもので、その説明を担当するのは理性なので、そこに来的なギャップが生まれるからだが、逆に他人にわかりやすく説明できるような「好き」は、案外どうでもいい場合が多い。 ---情報考学 Passion For The Future---「無趣味のすすめ」 先に断っておくけれど、ぼくはこのを読んでいない。ので、以下に書くことはこの文章への批判ではないので、そこのところよろしくお願いしますよ。 さて、ぼ

  • 「住宅都市整理公団」別棟 : 2010年5月9日(日) 高架下建築ツアー 関西編やります

    2010年05月06日00:54 カテゴリ高架下建築 2010年5月9日(日) 高架下建築ツアー 関西編やりますTweet 先日東京で2回目をやって、ひじょうに楽しかった「高架下建築ツアー」、念願の大阪で開催します! 2010年5月9日(日)の13時に美章園駅集合です。ただ高架下の建築を見て歩くだけのちょうゆるいてきとうな催しです。なにも解説とかないですので、そこらへんご了承ください。 途中参加、途中ぬけご自由に。参加したい、という方はできればぼくにメールください。人数を何となく把握したいので。 いつもこの手のツアーの参加者はみなさんおひとり(こういうのって同好の士が周りにいないのでどうしてもひとりになりますよね)で参加ですので、気軽に来てください。マニアックな人ばかりということもありません。みんなおどろくほどふつうの方々。たぶん。ていうか高架下建築のマニアってなんだ。ぼくか。そうか。 で

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    MINi 2010/05/06
  • 「住宅都市整理公団」別棟 : 「2ヶ月間ですごい写真を撮るワークショップ」

    2010年06月21日17:49 カテゴリワークショップ 「2ヶ月間ですごい写真を撮るワークショップ」Tweet 【詳細・参加申し込みはこちら】 ■先日同じ内容で行ったカルチャーカルチャーでの様子はこちらのレポートで。 →1回目:好きでもなんでもないもを撮るとどうなる? →2回目:とにかく同じ時刻に撮るってのを1ヶ月続けるとどうなる? →3回目:他人になりすまして撮るとどうなる? ■第3回目の「他人になりすまして撮る」はUST中継しました↓ この中継を見てくださった方々のつぶやきのまとめ↓ ほんと、主催するぼくがだれよりびっくりするとてもエキサイティングなワークショップになっています。 ------ さて、このワークショップをやろうと思ったきっかけと、その内容を。 スーザン・ソンタグの『良心の領界』というの序文「若い読者へのアドバイス」にこういう一説がある。 自分自身について、あるいは自

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    MINi 2010/03/25
  • 「住宅都市整理公団」別棟 : 与島の立体交差がかっこよすぎて娶りたい

    2010年02月09日01:48 カテゴリ 与島の立体交差がかっこよすぎて娶りたいTweet これまでいろいろな場所の立体交差を見てきたが、島モノははじめて。 ↑写真クリックで大きな画像をご覧いただけます。 すばらしい。ほんとうにすばらしい。かっこよすぎる。ループ、交錯具合などもさることながら、このでかさはただものではない。こんな橋脚ありか。 画面右奥の箱状になった橋脚とかわけわからない。ぼくむけのサービスか。 このすばらしい立体交差は瀬戸内海に浮かぶ与島というところにある。 大きな地図で見る 地図で見ると、この島は島と言うより、海に浮かぶ立体交差だ。いわゆる瀬戸の花嫁である。娶りたい。 カテゴリなしの他の記事

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    MINi 2010/02/09
  • 「住宅都市整理公団」別棟 : 大橋ジャンクション再び

    2009年01月29日05:55 カテゴリジャンクション 大橋ジャンクション再びTweet 先日、参加者を募った大橋ジャンクション鑑賞ツアーを実施しましたよ。 いずれちゃんとレポートをしますが、とりあえず速報。たぶんデイリーポータルZで書くよ。 以下、写真がかなりでかいですが、クリックすると輪をかけてさらにでかくご覧いただけます。ネットワークリソースの無駄遣いですね。ブロードバンドはぼくを堕落させました。いや、無駄遣いじゃない。大橋ジャンクションが素晴らしすぎるんだよ。 シールドマシンが掘ってきた縦坑をのぞき込む愉快な仲間たち。 以前いちど見学させていただいて「これはみんなに見せたい」と強く思って、首都高さんにお願いして実現したもの。 上の愉快な仲間たちはこんなところに立っている。ちょっとこわい。というか、かなりこわい。そして、縦坑すげーかっこいい。 平日にもかかわらず40名の方にお集まり

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    MINi 2009/07/30
  • 「住宅都市整理公団」別棟 : 「自分探し禁止!」大森〜大井町ワークショップ

    2009年05月13日01:32 カテゴリワークショップ 「自分探し禁止!」大森〜大井町ワークショップTweet 【第2回、第3回の開催が決定しました】 ---- カルカル名義で行ったワークショップ、すごかったです。なにがすごいって、参加者のみなさんの開眼っぷりが。開眼というか、もともとそういう気のある人が参加しただけという可能性もぬぐいきれないけれど。 今回のワークショップ、「ワークショップ」とは銘打ちましたが写真の技法には一切何も触れていません。というか、写真技法なんてぼくが教えてもらいたいわ。 そうじゃなくて、「しつこく同じものを見続けると自分の中で不思議なことが起こる」境地にカメラというツールを使うことでてっとりばやく到達して、その感覚を共有したい、という趣旨。つまり、ぼくがデイリーポータルZでやっているようなことをみんなにもやってもらいたかった、ということ。 みんなに撮る「モノ」

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    MINi 2009/05/13
  • 「住宅都市整理公団」別棟 : ドボクサミットが本になったよ

    2009年04月03日17:57 カテゴリヤバ景(やばい景観) ドボクサミットがになったよTweet 昨年6月に行われた伝説のライブドボクサミットがになります。当時のプレゼンテーションの様子がになったもの。当日のレポートはここで。 もちろん写真もたくさん載ってます。いまの日に求めうる最高の「ドボク写真集」でもある。はず。自画自賛。 『ドボク・サミット』 ドボク・サミット実行委員会 編 (著), 萩原 雅紀 (著), 大山 顕 (著), 石井 哲 (著), 長谷川 秀記 (著), 佐藤 淳一 (著), 石川 初 (著), 御代田 和弘 (著) 税込2,100円 武蔵野美術大学出版局 2009/04/11発売 そうそうたるメンバーだね。中表紙はこんな感じ。まず水門の佐藤さん 工場の石井さん ダムの萩原さん 鉄塔の長谷川さん そしてぼくが団地とジャンクション そしてさらに!おなじみGPS

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    MINi 2009/04/04
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