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ブックマーク / keiichirohirano.hatenablog.com (2)

  • 時々思い出すこと - 平野啓一郎 公式ブログ

    今年はショパン生誕200周年というわけで、年明けからあちこちで色んなことに関わっていますが、『葬送』というと、今でも思い出すことがあります。 まだ文庫が出る前でしたから、多分7年前くらいのことです。 とある女性から手紙をもらったのですが、その中にこんなことが書かれていました。 自分の夫はガンで、余命数ヶ月と宣告されている。その夫が、『葬送』が大好きで、残された時間をもう一度、『葬送』を読むことに費やしたいというので、大学生の娘と、毎日交代で、病室で朗読してあげている、と。 作家として、こんなに光栄なことはなく、勿論、うれしかったのですが、どんなに愛着のある自信作であったとしても、自分の書いたものにそれほどの価値があるのだろうかと、正直、深く考え込みました。ご人の意志とは言え、もっと他のことに時間を使ってもらった方が良いのではないか、と。 今でこそ、ツイッターで読者とも気軽にやりとりをし

    時々思い出すこと - 平野啓一郎 公式ブログ
    MINi
    MINi 2010/07/05
    「僕の中には、小説体験こそが人生の最高の喜びだと信じる一面と、人生には小説を読むことなんかよりももっとずっと重要なことがあるはずだと思う一面とが、常に矛盾して同居しています。」
  • 『クローズアップ現代』再放送 - 平野啓一郎 公式ブログ

    10月7日放送の『クローズアップ現代』「“助けて”と言えない〜いま30代に何が〜」にコメンテイターとして出演したのですが、放送後の反響が大きく、急遽、明日10月12日(月)の午前9時30分から再放送されることになりました。 同番組では、今年度一番の視聴率(17.9%)だったそうです。 見逃した方は、是非ご覧ください。 内容は以下の通りです。 今年4月、福岡県北九州市の住宅で39歳男性の遺体が発見された。男性は死の数日前から何もべず、孤独死していたとみられる。しかし、男性は、困窮する自分の生活について、誰にも相談していなかった。いま、こうした命に危険を及ぼしかねない状況に陥っても、助けを求めない30代が増えている。彼らは「家族に迷惑をかけられない」「自分で仕事を見つけ、何とかする」と誰にも相談できずにいる。家族、友人、地域との繋がりを断ち切り、社会から孤立する30代。番組では、厳しい雇用情

    『クローズアップ現代』再放送 - 平野啓一郎 公式ブログ
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