ゴジラマイナスワンの銀座上陸シーンで国会議事堂前に並んだ四式中戦車がゴジラを攻撃する場面、上陸を阻止できなかったし市民にも知らせなかった政府が自分たちのことは守れるように秘密兵器を準備してたと考えると結構ひでー場面なんですよね。 実際あの状況で国会議事堂に政治家がいるかはわからないですけど、わざわざ議事堂前に戦車を並べてみせる演出はかなり意図的ですよね。今回の映画で「日本政府」が映像として表現されたのは多分あの1カットだけだし。 戦車隊に向かって放たれた熱戦が直撃して国会議事堂も「内閣総辞職ビーム」の比じゃないくらいの被害を受けてるはずなんですけど、そこには一切触れてないのがまたこわい。予告編にも採用されてる「キノコ雲に向かって吼えるゴジラ」、あのキノコ雲の真下には先の戦争の責任を取らずその後も変わろうとしなかった国家の象徴が骸を晒している。 説明過多と言われがちな山崎貴監督だけど、たまに