気づけば10月も残りわずか、時の流れの速さを実感しています。競泳日本代表ヘッドコーチ、世界レベルのスイマーが集まったチーム平井の指導、東洋大学水泳部監督。競泳コーチとして3足の草鞋を履く生活を始めて2年が過ぎようとしています。 今年も4月の日本選手権、8月のパンパシフィック選手権、9月のアジア大会と、リオデジャネイロ五輪への重要なステップとなる大会が続き、今日からはFINAワールドカップ東京大会、12月には世界短水路選手権。その間、日本学生選手権があり、日々の練習があり、合宿があり、大学の授業があり。慌ただしい毎日ですが、それぞれに手応えを感じながら過ごしています。 咀嚼する時間こそ大切に さて、こうした環境にあって、重要になるのは「時間の配分」です。競泳コーチとしては、それぞれの選手に、それぞれじっくり指導したいところですが、現実問題としてそれは難しい。 例えば、大きな大会の前には、出場