スリカエやコジツケに満ちた安倍首相の集団的自衛権会見 この男に祖国を任せて良いのか (週刊現代6月7日号:大橋巨泉の今週の遺言)より 去る5月15日、安倍晋三首相は記者会見を行って、集団的自衛権の説明 に懸命だった。ボクは旅行中の宿の部屋で、全容を見た。紙芝居のような パネルを使って、「平易に叙す」ことを心掛けたようだが、その内容たるや、 「大ウソ」や「スリカエ」に満ちていて、見ていて気持ちが悪くなった。 率直な感想は、「この人は本当に悪い人だな」である。 まず日本人の母子らしい人が乗った米国の船を《防護できない》としたパ ネルを出した。これを指しながら首相はいう。「紛争国から逃れようとしてい るお父さんやお母さん、おじいさんやおばあさん、子どもたち。彼らが乗る 米国の船を今私たちは、守ることが出来ないのです」「この議論は国民の 皆さま一人一人に関わる現実的な問題で