NHKでは1月31日、NHKスペシャルで「“無縁”社会〜無縁死 3万2千人の衝撃〜」を放映する。 NHKの独自調査によると、ここ数年「身元不明の自殺と見られる死者」や「行き倒れ死」など、「新たな死」が急増していることがわかってきた。 これらの「新たな死」の軌跡をたどっていくと、日本が急速に「無縁社会」に変化していることが見えてきた。 その要因は、「地縁」「血縁」といった地域や家族・親類との絆を失っていったのに加え、終身雇用が壊れ、会社との絆であった「社縁」までが失われたことによって生み出されてきたという。 また、死後の身辺整理や埋葬などを専門に請け負う「特殊遺体清掃業」やNPO法人が急増し、自治体の依頼や将来の無縁死を恐れる多くの人からの生前予約などで需要が高まっていることもわかってきた。 番組では、こうした「新たな死」が増えている事態を直視し、何よりも大切な「いのち」が軽んじられている私