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  • 山口仲美『日本語が消滅する』を読んで気になったところ(後半) - 誰がログ

    後半の「はじめに」 前半への反応について 後半の内容に関する注意 トピックごとのメモ 語順 語彙 絶対敬語と相対敬語 音声言語と文字言語 表語文字(表意文字) 和製漢語 レアな日語 そのほか おわりに 前半と後半は問題点の指摘については内容として独立していますので、こちらから読んでも構いません。ただ書全体の評価などは前半に書いてありますので、もし良ければ読んでみてください。 山口仲美『日語が消滅する』を読んで気になったところ(前半) - 誰がログ 後半の「はじめに」 前半への反応について 前半への感想をいろいろいただきました。ありがとうございます。どなたのというわけではありませんが、複数見かけた反応について少し書いておきます。 まず私は危機言語や方言が研究上の専門というわけではありません。問題点の指摘には社会言語学の入門書くらいに書いてあるような水準のことを使っているというのが私の感

    山口仲美『日本語が消滅する』を読んで気になったところ(後半) - 誰がログ
  • 山口仲美『日本語が消滅する』を読んで気になったところ(前半) - 誰がログ

    はじめに 全体の印象 言語と方言の関係、琉球諸語の取り扱い 問題の整理 琉球諸語および八丈語を「方言」として取り扱っていることとその根拠(1と2の問題) 方言に関する具体的な言及がほとんどない(3の問題) さらにそのほかの問題 おわりに 追記(2023/10/09):後半を書きました。 山口仲美『日語が消滅する』を読んで気になったところ(後半) - 誰がログ はじめに 結論を先に書いておくと、このを出発点にして日語の消滅をはじめとした危機言語の問題について論じることはおすすめしません。 日語が消滅する (幻冬舎新書 694) 作者:山口 仲美幻冬舎Amazon 危機言語の問題について感心がある方には、代わりにこの後言及する琉球諸語研究の専門家で(も)ある下地理則氏の下記の記事をおすすめしておきます。以前もwebでけっこう話題になったので読んだことがある人もいるのではないでしょうか。

    山口仲美『日本語が消滅する』を読んで気になったところ(前半) - 誰がログ
  • 歪む、歪まれる、歪まる - 誰がログ

    下記のニュースのタイトルに出てくる「歪まれた」という表現が気になった。 jp.ifixit.com 文中にはどうも同様の表現が出てこないので手がかりが少ないが、記事とタイトルの関係から推測するとおそらく「歪(ゆが)められた」を意図しているのではないかと思う。「歪む」には「ひずむ」と読む可能性もあるが意味を考えると「ゆがむ」の方ではないかな。 とりあえず標準語で考えると、形態的には自動詞「歪む」(語幹:yugam)他動詞「歪める」(語幹:yugame)という対応になっており、「歪まれる」というのは自動詞「歪む」に受動 (passive)の形態-(r)areが付いたものとしては適切な形態である。 日語では自動詞からも間接受動(ややこしいので解説は省くが「被害の受身」といった用語もある)が作れる。たとえばやや強引な例だが「せっかくきれいな正方形を作れたと思ったのに一辺の端だけに歪まれて困った

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