独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)の知能システム研究部門は2009年3月16日、人間に近い外観・形態を持ち、人間にきわめて近い動作ができるヒューマノイドロボット(サイバネティックヒューマン)「HRP-4C」を発表した。 「HRP(Humanoid Robotics Project)-4C」は、身長158cm、体重43kg(バッテリー含む)で、関節位置や寸法は日本人青年女性の平均値を参考に、人間に近い外観を実現した。動作はモーションキャプチャーで計測した人間の歩行動作や全身動作を参考にしており、腰に3自由度、首に3自由度、顔に8自由度を設け、人間にきわめて近い動作を実現した。また、音声認識にもとづく応答動作など、人間とのインタラクションも実現している。 HRP-4Cは、産総研が2006年度から3ヵ年計画で実施した産学連携プロジェクト「産総研産業変革研究イニシアティブ」の「ユーザ指向ロ