地球上最大の粒子加速器・大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を使って「神の粒子」と呼ばれるヒッグス粒子の発見を目指しているCERN(欧州原子核研究機構)が、協力者を求めています。ある程度パワーのあるコンピューターを持っている人なら、誰でも参加可能です。 このたびCERNは、多数のマシンから計算能力をクラウドソースして仮想スーパーコンピューターを作れるプラットフォームBOINCを利用してLHC@Home 2.0のプロジェクトを開始しました。参加を希望する人は、ここからダウンロードできるふたつのソフトウェアをインストールすれば、コンピューターの余分な計算能力がCERNが理論上の物理モデルに沿ってデータをシミュレーションする際に使われるようになります。研究者の方々がこのプロジェクトで処理されたデータと従来のLHCでの実験データを比較することで探索の範囲を絞りこむことができ、神の粒子の発見を早めるこ