やっかいな所有欲 - MarHearの遊泳術的メモ僕は結構、いや、かなりな欲望のかたまりである。 意識して気をつけるようにはしているんだけど、自分をじっと見つめ返してみると、一番囚われる欲望といったら所有欲かもしれない。 気前の良い人に憧れるし、気前良くなろうといつも念じているのだが、人にモノを分け与えるのにいつも逡巡があるし、損得勘定を心のどこかでしてしまう自分がいる。 人のモノやお金を欲しいと思う事は基本的にない。また例えば恋愛とかだと心も体も元々、人のものだという意識があるのであまりこだわらない。他人に属しているものを欲しがる事は無いのだが。。。 だけど、自分が持っている（と考えている）モノやお金を気前良く振舞える人間になれない。 無理して振舞っても、そこには喪失感をどうしても感じてしまうのだ。 こんなんじゃ江戸っ子とは言えない。そして江戸っ子を羨望の眼で眺めるのだ。 自分が決して成り得ない、自分のモノにならない、永遠のヒーローを見
