天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。 天皇陛下は、「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」と考え、今後、年を重ねていくなかで、大きく公務を減らしたり代役を立てたりして天皇の位にとどまることは望まれていないということです。こうした意向は、皇后さまをはじめ皇太子さまや秋篠宮さまも受け入れられているということです。 天皇陛下は、数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。 これについて関係者の1人は、「天皇陛下は、象徴としての立場から直接的な表現は避けられるかも知れないが、ご自身のお気持ちがにじみ出たものになるだ
11日で震災発生から1年3か月になりますが、被害が大きかった宮城県女川町では、小中学生の女子の半数以上で、学校以外で体を動かす時間が1週間で1時間に満たないなど、極端な運動不足に陥っている実態が、大学の研究グループの調査で明らかになりました。 背景には被災地の厳しい環境があるとみられています。 この調査は、被災地の子どもの運動量を調べるため、東北学院大学の鈴木宏哉准教授のグループが行ったもので、被災の程度が激しい女川町の小学4年生以上と、中学生全員の合わせて431人を調査の対象としました。 アンケートと歩数計で、学校以外で歩いたり、体を使った運動をしたりした時間を調べたところ、1週間で1時間にも満たない子どもが33.8%に上りました。 国が平成22年度にまとめた調査では、全国平均は18.5%で、今回の結果はそれを大きく上回っています。 中でも女子は50.3%と、半数以上が極端な運動不足に陥
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