実は、グルーミングだけではなく、 体のつくりによって体臭が起きにくいのです。 体臭のメカニズム犬にも猫にも人間と同様に、 エクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺があります。 エクリン腺はサラサラとした水状の汗が出る汗腺のこと。 猫や犬はエクリン腺が足の裏などごく一部のみにしかありません。 人は全身にあります。 エクリン腺から出る汗は、犬も猫も、人もほぼにおわず、 強い匂いを出すのはアポクリン腺であると言われています。 アポクリン腺は皮脂腺と直結していて、脂肪分を多く含んだ汗を出し、 この汗が皮脂とくっつき酸化することで強い臭いを発します。 犬はこのアポクリン腺が全身にあります。 このアポクリン腺から出る汗と皮脂が酸化し、 雑菌が繁殖したことで臭いが発生します。 さらに夏や梅雨といった湿度や温度が高くなる時期は、 微生物の活動が激しくなるため、より臭いが強くなる傾向にあります。 犬と猫、