ブレーキを備えていないピスト自転車について、東京都は公道で走らせることを知りながら販売することを禁止する全国で初めてとなる規制を早ければことし夏から始めることになりました。 ブレーキが付いていないピスト自転車は競技用に利用されますが、事故を起こす恐れがあるとして公道で運転することは法律で禁止されています。 しかし、販売することは規制されていないため、東京都は新たに条例を制定し、公道で走らせることを知りながらブレーキを備えていない自転車を販売することを禁止することになりました。 条例案ではこの規定に違反して自転車を販売した事業者に対してやめるよう勧告し、従わなければ名前や住所などを公表するとしています。 東京都によりますと、こうした規定は全国で初めてで、今月始まる都議会に提出し、早ければことし夏からの施行を目指すことにしています。