20歳代の女性に「専業主婦願望」が広がっている。それも有名大学、大学院を出た高学歴の女性たちなのだ。しかも、子育てや家事に専念したいからではなく、「働きたくない」「寝ていたい」「日中テレビを見ていたい」という理由。一言で言えば「楽したい」というわけだ。 ■「仕事したくないから専業主婦になりたい」 慶應大学を2008年3月に卒業した女性(当時23)は大手証券会社に就職したが、付き合って数か月になる男性(同24)にプロポーズされて、専業主婦になることを選んだ。 この女性の知り合いは、 「仕事したくないから専業主婦になりたい、とプロポーズされる前から言っていました。結局、証券会社は入社して1か月で辞めちゃったのですが、いざ決断するには悩んだようです。結婚後はすぐに子どもができ、今は子育てをしていて幸せそうです」 と語る。 一方、結婚相手の男性が一流商社に勤めていて安定した収入が見込め