多人数で構成される会社の中では、個々の能力や会社内における重要度を判断するために、様々な「ものさし」が用いられる。営業成績や成し遂げたプロジェクトの数、さらには多項目から成るチェックリストで、一人ひとりの総合評価が推し量れる場合もある。それらの数字的な絶対評価の他に、上司や同僚、部下からの評価は非常に重要なウエイトを占める。周囲から「A先輩って頼れるよね」と評価されるのと「Aさん……ああ、そんな人もいるね」とほとんど無視されるのとでは、天と地ほどの差があるのはいうまでもない。【Career Success Partners】では、自分が所属する会社の中でより多くの人に自分の存在を認識してもらい、認めてもらうために欠かせない、13の手法を紹介している。 1.上司が自分に何を期待しているのかを突き詰め、それを果たすよう努力する 何を期待しているか、直接伝えることは滅多にない。会話の中で端々から