ウイルス対策製品による攻撃の防止から、APT攻撃(執拗なサイバー攻撃)に対抗するための検出・対応へと重点をシフトする。 特定の標的を狙って執拗に攻撃を仕掛ける「APT攻撃」が台頭している現状に対応して、米Symantecは従来のようなウイルス対策製品による攻撃の防止から、APT攻撃を念頭に置いた検出・対応へと重点をシフトする姿勢を打ち出した。5月5日には新しいアプローチに基づく企業向け製品のロードマップを発表している。 これに先立ち4日付の米紙Wall Street Journalは、ウイルス対策は「命が尽きた」とするSymantecの情報セキュリティ担当上級副社長ブライアン・ダイ氏の発言を紹介。同氏は「ウイルス対策ではどうやっても収益は出ない」と言明している。 Symantecの発表によれば、ATP攻撃が横行する中で、組織がネットワークセキュリティベースの対策を講じていても、多数のインシ