→紀伊國屋書店で購入 本書評は、早瀬晋三著『歴史空間としての海域を歩く』または『未来と対話する歴史』(ともに法政大学出版局、2008年)に所収されています。 近くの神社や公園にある立派な記念碑を見ると日露戦争記念のものだったり、多くの日本人が春に楽しみにしている桜も日露戦争戦勝記念に植えられたものが少なくなかったりで、日露戦争は今日でも身近な存在です。桜は、パッと咲きパッと散る潔さから軍国主義の象徴となり、接ぎ木で増えたソメイヨシノはすべて同じ遺伝子をもつクローンで全体主義思想の時代にふさわしいものでした。ちなみに、それまでの春の花は梅で、桜は山桜の白い花が一般的でした。正露丸も戦後1949年に厚生省が指導するまで「征露丸」で、普通名詞で現在でも数十社から発売されているため、最大手は「ラッパのマーク」と連呼して宣伝しています(いまでも1社は征露丸)。 2005年は日露戦争が終わって100年
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