会社で「できる人にはどんどん仕事を任せるべき」との話をよく耳にする。 たしかに「できる人」は与えられた仕事を難なくこなしてしまうし、実際に結果も出す。 頼りになるから、「この人には任せてしまって大丈夫だ」ということになる。 と、いいことずくめのようだが、良いことばかりではない。 あるweb製作会社では、「できる人に任せること」の負の側面に、今も悩まされている。 会社は創業15年を過ぎ、それなりに名の知られた会社である。営業、総務経理、そして大所帯の制作部門があり、人数は数十名。 際立った特徴はない会社であるが、まじめに仕事をやることで、お客さんからは好感を持たれている。 だが最近、案件数がどうしても伸びず、制作部隊の稼働が落ちているとのこと。 現在のトップはRさんという方で、大変に優秀な方で、会社の案件を一手に回している、ということだった。 私はその営業トップのRさんに話を聞いた。 「営業
![「できる人に任せる」は必ずしも良いことではない。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/486ec721c02d702f98f15f253d58eb3f4a3271f8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.tinect.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F09%2F4922472602_26ddb325df_z.jpg)