対象の絞り込みでコスト減も 旅行業大手,ジェイティービー(JTB)の大西孝明氏(eコマースカンパニー ホームページ編集室 室長)は,顧客向けWebサイトの検索エンジンを選定する際,検索範囲をきめ細かく制御できるかに注目した(図1)。 図1●検索対象範囲の設定画面 JTBが選択した「Google検索アプライアンス」は,クロールの実施対象や除外対象を正規表現できめ細かく設定できる [画像のクリックで拡大表示] 同社のWebサイトには,100万件を超えるデータがある。そのすべてを検索対象に加えると,製品によってはクローラがインデックスを生成しきれずに異常終了した。また,検索対象のデータ数でライセンス費用が決まる製品では,コストが高くついた。 そこで同社の奥山浩氏(同室 アシスタントマネージャー)は,「検索対象をどこまで広げるか,あるいはどの部分は検索対象に含めないかを,きめ細かく設定できる製品を