「漠然とした不安が出てきたのは、中学2年のときです」 エスカレーター式のお嬢様系の私立中学に進学、大学を卒業している。両親は公務員で、いい環境で育ち、社会人になり、ちゃんと結婚して家庭を築いてほしいという親心があった。中学2年生で暗雲が立つ。 「自殺願望みたいなのが起こったのも、中2のとき。成績順でクラス分けがあった。それで私は悪いクラスになった。どうしよう、こんなことお母さんには言えないし、申し訳ない。情けないみたいな心境になって、お母さんにクラス分けのことをどうしても言えなくて、その日に初めて首を吊りました。首吊りはすごく苦しい。瞬間的に本当に死のうと思うけど、苦しくてわれに返るみたいな。何度も何度も、そんなことをしています」 中学時代から精神的に不安定になり、不眠や自傷、自殺未遂を繰り返すようになった。高校のときに彼氏ができた。彼氏に依存することで精神的に安定する。それから自傷をする