情報量は詰め込めるだけ詰め込み、スピーディなカット割で次から次へと画面が転換する。しかし「セリフが早口で聞き取れない」という声はあっても、混乱したというボヤキは聞いたことがない。怒涛の情報量が整然とコントロールされ、入り口から出口まであっという間に運ばれるジェットコースター映画になってる奇跡。 フツーの人たちがそれぞれの立場でやるべきことを遂行し、ゴジラという国難を乗り越えるプロジェクトX。この表現は特撮映画に思い入れのない人でさえ心打たれ、公開2週後も興行収入トップを走っている(まぁ最大のライバル『ワンピース』が公開3週目という事情はあるが)現実をよく説明している。 でも、ただ事じゃない爽快感は、それだけじゃ説明できない。 綿密な取材、微に入り細にうがった考証に裏打ちされたリアリティを積み重ねて、「思考停止していたタブー」を踏み越えているから」じゃないか。『シン・ゴジラ』は多くの人々を囚
ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんが、YouTuberの人気を分析するシリーズ。今回はマックスむらいを取り上げます。 チャンネル登録者が150万いるのに最近の動画の再生回数は2万回 飯田 マックスむらいは、急速に落ち目になったYouTuber。チャンネル登録者数が148万くらいいるはずなのに最近の動画の再生回数はパスドラやモンストのゲーム実況を除けば2万とかなのすごくない? 「本人」の人気は全然なく、ゲームの人気におんぶにだっこということが残酷なくらい明白なのが現状です。 藤田 パズドラのゲーム実況をやたらしていた人、という印象ですね。実際の動画の内容は、画面の左側にパズドラがあって、右側で、誰かとイヤホンを共有しているむらいさんの顔が映っているというものが多い。ワンパターンですね。動画のサムネイルの色味的には、スポーツ新聞、ドン・キホーテ系統。 正直、何が面白
チュートリアルの注意点 Pokemon GOは、GPSの位置情報を使って遊ぶゲーム。アプリを起動して現実の街を歩いていると、アプリ内にポケモンが出現。ポケモンボールで捕まえたり、捕まえたポケモンを育てたり、バトルできる。 起動すると、最初にGoogleアカウントかポケモントレーナークラブアカウントと紐付けることを要求される。執筆している現在は、ポケモントレーナークラブアカウントをサーバー混雑のため作成することができないので注意が必要だ。 自分のアバターを作成すると、チュートリアルが始まる。ここではヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネのいわゆる初期御三家と呼ばれるポケモンのどれか一匹をゲットできる。ゲットの方法はマップ上にいるポケモンをタップ。すると、ARで実際の背景の中にポケモンが出てくるので、ポケモンボールをスワイプしてポケモンに当てればいい。
序盤では聞き役に回っていた川上未映子。突然、マイクをつかみ、「今日は桐野さんに、すごくお伺いしたいことがあるんです」と切り出した。 川上「最近、いわゆる純文学の作家たちが、タイムリーで事件性のある題材を書くことが増えてると思うんです。でも、その事件ではなくてはいけなかった必然性は見えてこない。いわゆる純文学作家の関心は事件に遭遇してしまった人間の内面の変化でしかないんです」 桐野 「まあ、ハードボイルドじゃないですよね」 川上 「そうなんです! だから、いろいろな事件を扱っても、<メロディは違うけれど似た歌>みたいになっちゃう。でも、桐野さんの小説はぜんぜん違う。貪欲なまでに、という言い方をしたらヘンなんだけれど、桐野さんは苦しんでいる女がいたら、そこに行ってつかんでひきずりこんで、フィクションにするでしょう。その欲望について聞きたいんです!」 3月2日に開催された桐野夏生と川上未映子のト
鬼警部どころか鬼畜警部来襲! 11/16公開映画『フィルス』の主人公、ブルース・ロバートソンは、史上最高の悪徳警官キャラクターだ。昇進のためなら同僚を罠にはめるぐらいのことは平気でする。 刑務所にブチ込むことをネタに被疑者をゆする。他人の妻は寝取る。友人の妻には卑猥なイタズラ電話をかける。コカインの取引には手を出す。股間には湿疹ができていてヤバイ病気も持っている。 しかし、それらの欠点を補って有り余るほど有能な、スーパーコップでもあるのだ。 この魅力的なキャラクターを創造したのは、映画化されたヒット作『トレインスポッティング』の作者アーヴィン・ウェルシュ。そう、ユアン・マクレガーやロバート・カーライルの出世作になった、アレですよ、アレ。 今回そのフィルスが、ジョン・S・ベアード監督によって映画化された。先日公開された『トランス』(監督は『トレインスポッティング』と同じダニー・ボイル)でも主
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く