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東京を歩いてみると、思い がけない所に歴史や文化の痕跡をみつけることができます。目まぐるしくかわる東京を季節の風景も交えて紹介します 「小林秀雄の世界」 の二回目として大阪・奈良を歩きます。長谷川泰子に「出て行けっ」と言われ、小林秀雄は関西に向かいます。関西では知り合いの大阪谷町にある日蓮宗のお寺に滞在しますが、長くは続かず、京都から奈良の志賀直哉邸に向かいます。 『 小林秀雄の世界 大阪・奈良を歩く 』 です。暫定版 ※写真は高見澤潤子さんの「兄 小林秀雄(新潮社版)」です。 ●芥川龍之介 ├生誕から府立三中まで ├一高から東京帝大時代 ├鎌倉・横須賀を歩く ├京都を歩く-1- ├大阪を歩く-1- └田端を歩く ●浅見光彦 │ -西ヶ原 ・王子を歩く- ├上中里駅から一里塚まで ├滝野川署から西ヶ原まで └飛鳥山公園から王子駅まで ●池波正太郎 昔の味散歩
最近、ちまちまとラヴクラフト全集を再読しているのですが、あらためて強く意識させられるのが、恐怖感についての日米文化の違いです。たとえばラブクラフトがさも自明のごとく使う「冒涜的」という表現の、いったい何がどう冒涜的なのか、まるでぴんとこないこと。また、クトゥルーや南極の〈古きもの〉がさほど怖いとも思えず、それどころか、むしろちょっとかわいいじゃん。などと愛着に近い感情すらおぼえてしまったりすること。こういった反応、恐怖の感じ方がひどく違うことについて、どこまでが個人の感性でどこまでが文化の差異によるものか、きちんと切り分けができたら面白かろうなあ、と思いながら読んでいます。 ラブクラフト作品での「冒涜的」という形容は、宗教上の教義と相容れないものごとだけでなく、普通でない、なじみがない、理解できない、ありえない、と語り手が感じる対象ことごとくに向かってつかわれます。キリスト教文化圏では、何
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