写真の基本的なテクニックを学ぶとき、初心者が中級者レベルになるために欠かせないのが「被写界深度」です。被写界深度とは何か、写真に合わせてどのように変えるのかを理解し、ほかの技術などと合わせて使うことで、写真がさらにレベルアップします。 被写界深度とは何か? 簡単に言えば、被写界深度とは被写体にピントを合わせたときのレンズからの距離です。写真の被写界深度は、ピントが合っているか、ボケているかで決まります。わかりやすい例をあげてみましょう。 この写真では、指先とフィルムにピントが合っており、それ以外の部分はピントが合っていません。これは被写界深度が"浅い"状態です。レンズの目の前にある狭い範囲しかハッキリと見えません。被写界深度が"深い"場合は違うように見えます。下の2つの写真(を組み合わせたもの)を見てください。 絞りの値を変えて取った同じ構図の写真(左右)ですが、かなり違って見えます。この