国民新党の綿貫代表は19日午後、民主党の小沢代表と電話で会談し、両党合併を当面見送るよう求め、小沢氏も基本的に了承した。国民新党側が、対等合併と民主党の党名変更を求め、党名変更には応じられないとする民主党との立場の隔たりを埋められなかったためで、両党の合併構想はいったん白紙に戻った。 綿貫氏によると、電話会談では綿貫氏が国民新党の長谷川憲正参院議員(比例)が2004年の当選時は自民党で新党以外の他党には移れないことを挙げ、「両党を解体して新党を結成し、党名も変更しないとだめだ」と求めた。 小沢氏が難色を示したため、綿貫氏が「こうなった以上は今まで通りの協力を続けよう」と伝え、小沢氏も「しょうがない」と受け入れた。 合併が当面見送られることになったことで、国民新党側で合併に前向きだった一部の議員が離党し、民主党入りを模索する動きが出る可能性もある。