クリックして拡大する長男に対する傷害容疑で送検される阿部裕之容疑者=17日午前、大阪市住之江区の住之江警察署(渡守麻衣撮影) 大阪市住之江区の阿部颯(はやて)ちゃん=当時生後3カ月=が今年1月に死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件で、颯ちゃんを診察した住之江区内の病院が、颯ちゃんが短期間のうちに相次いで負傷したことを把握していたにもかかわらず、大阪市こども相談センター(児相)に通告していなかったことが16日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、颯ちゃんは昨年11月30日、両すねの骨を骨折し、同病院に入院。この際、父親の裕之容疑者(21)と母親の智代美容疑者(34)は病院の医師に対し、「家族ぐるみの付き合いをしている知人と飲み会をした際、居合わせた子供に足を踏まれた」と説明した。 しかし、両足とも同じような折れ方をしていたことから、医師は説明が不自然と判断。同月4日に、颯ち