俺は下戸だ。何時間頑張ってもビール中ジョッキを空けられたことが無い。基本的に会社での飲み会は、「最初は生中で」という空気なので、飲み会の最初の一杯を、吐き気を抑えながら最後まで飲まなければいけない。 さらに、下戸かつ非コミュだ。コミュニケーション能力が低い上に、地酒/焼酎/煙草/ギャンブル/風俗/野球/サッカー/車/ゴルフ/高級時計/グルメ/地方名産などの飲み会での共通言語に疎い。これでは業務後の人間関係ヒエラルキーは必然的に最下位指名されてもしかたがない。 「飲みニケーション」なんて言葉を作った奴は死ねばいいのに。これが言いすぎなら、アルコールアレルギーになって、体質的に飲めないのに酒を強要される人の辛さを思い知ればいいのに。 しかし、俺は管理側の人間だった。会社という組織の中でやっていこうという覚悟がある以上、飲み会は残業代の出ない業務と考えるようにしている。飲めなくても話ができなくて