そう滅多に無いことだけど、ゲームをやっていて異常な位に興奮しているときがある。 某音ゲーには通常のプレイモードのほかに、段位認定モードというものがある。 段位ごとに指定の曲が数曲あり、初めは100%のゲージを0%まで落とさずに最後の曲まで演奏出来れば段位取得。 簡単に説明するとそういうモードだ。 そして自分にとって、超えられそうで超えられない壁は、9段。 かれこれ半年、何十回と挑んでジリジリと手を伸ばしながらも、今日までずっと超えられないでいた。 一番調子良かったときでも最後の曲の間奏までしか持たない。もう少し。もう少し練習しないと。 今日も会社の帰りに私はゲーセンに立ち寄る。 数回の肩慣らしと通常プレイのあと、最後の1プレイは必ず9段に挑戦することにしている。 1曲目。いつもより調子がいい。最後はしくったけどゲージは十分に残している。いいぞ。 2曲目。さっきの良いイメージを自分の中に残し