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ここでは、postfixとdovecotを使用して、バーチャルメールボックスを使用したメールサーバを構築する方法を示す。 バーチャルメールボックスは主に、バーチャルドメインを利用して、一つのサーバで複数のドメインを使っている場合などに便利である。例えば、info@example.comとinfo@example.netのような同じユーザー名で、違うドメインの場合でも、バーチャルメールボックスを使えば簡単にユーザーを追加することができる。 ここでは、バーチャルメールボックスに関する設定のみ記述するので、一般的な設定やバックアップサーバの作成など他の話題に関しては、メールサーバの設定を参照のこと。 なお、すべてのドメインでユーザー名が重複しない場合は、バーチャルメールボックスを使わなくても、mydestinationにドメイン名を追加してやるだけでよい。 mydestination = $my
メールサーバーを構築する場合、送信メールサーバー(SMTPサーバー)と受信メールサーバー(POP/IMAPサーバー)の構築が必要となる。 ここでは、送信メールサーバーにはPostfix、受信メールサーバーにはDovecotを採用する。 なお、Postfixは迷惑メールの不正中継に利用されないようにするため、デフォルトでは外部から外部宛(例えば、会社等で自宅サーバーのメールアドレスからプロバイダのメールアドレス宛)に送信できないようになっているが、迷惑メールの不正中継に利用されずに外部から外部宛に送信できるようにするため、SMTP-Auth機能※をもたせる。 また、DovecotはPOP/IMAPサーバーとして構築し、ユーザがPOPまたはIMAPを選択できるようにする。※POPとIMAPの違い ※SMTP-Auth機能とは、メール送信時にユーザ名とパスワードで認証を行なう機能であり、これによ
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